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※5月26~27日に開催された「子ども 森の生活スクール」の報告記事です。
お時間があるときにお読みください。


2011年から始まった「子育て」と「循環」の森づくり。この森を訪れた子どもたちに、日帰りの体験だけではなく、実際に生活をするなかで森のエネルギーの循環を味わってほしいという思いから、今年は連続企画として1泊2日のスクールを実施することになりました。


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<今回のテーマは“森のエネルギー&木の皮でクラフト”>

【1日目】
記念すべき第1回子ども森の生活スクールには、小学1年生から4年生までの14名が集まりました。初夏の陽気が鮮やかな緑の色を映し出すなか、開校式が開かれました。森と風のがっこうのこーちょー、おんちゃんこと吉成が挨拶を行い、「ここは勉強するところじゃなくて遊びのがっこうなんだよ」というフレーズが飛び出ると、初めて森風を訪れた子どもたちからニカっと笑みがこぼれました。

「子育て」と「循環」の森の入り口は、わたしたちの日常から切り離された、自然の世界への入り口でもあります。森に入る前に宮澤賢治の『狼森と笊森、盗人森』の朗読を行い、森に「木ぃ貰ってもいいかぁ」とお伺いを立ててから生活をした昔の農民たちの気持ちを追体験します。

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<農民と森に分かれて腹の底から大きな声を出し、朗読。「木ぃ貰ってもいいかぁ~?」「いいぞ~」>

子どもたちに森の資源の利用の方法を教えてくれるのは、森の達人ことつたおさん(外久保蔦雄さん)。森林整備で伐採した雪害によって折れ曲がった木を薪として利用するために、みんなで協力してよいしょと木を運び、架線に吊るして森の外まで運搬します。
運搬道具として背負子(しょいこ)も登場。二宮金次郎のような姿で重い丸太を背負う昔ながらの運搬方法に、果敢に男の子が挑戦してくれました。
森にある木を組み合わせただけで道具をつくってしまう達人の技を目の当たりにし、子どもたちは大いに感心した様子。「昔の人のほうが頭いいんじゃないの?」という声も聞こえてきました

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<背負子を装着。>

木の運びだしのあとは森のクラフトづくりの材料を集めます。雪害で折れ曲がったシラカバの木をつたおさんがチェーンソーで伐採し、ひとり20㎝程の長さの丸太を切り出し、この日の森の体験は終了します。

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<はじめて間近でみるチェーンソーでの伐採に驚き>

森と風のがっこうに戻ってからは循環型の生活体験として、じゃがいもの種植えを協力して行い、その後は料理作り、犬の散歩、お風呂焚きと、自分がやりたいと思った仕事を選んで積極的に働きました。
冬に薪として利用するための木を森から運搬することも、夏以降に生えてくるじゃがいもの種植えをすることも、すべては自分たちの為だけではなく、これから森風を訪れるひとたちが、自然の恵みをいただいて生活できるように繋いでいく行為です。リレーのように次のひとへバトンを渡していく森風流の循環型生活を、子どもたちは楽しみながら体験していました。

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<畑の水やり。夏に来れば美味しい野菜が食べられるよ!>


【2日目】
最初におんちゃんから、『森の絵本』の読み聞かせが行われます。おんちゃんは森の中に流れている時間を味わってほしいと、子どもたちに投げかけます。

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<大人がハマる『森の絵本』。子どもたちもじっくりと見入ってしまいます>

午前中はつたおさん指導のもと、木の皮を細工して物を飾ったり運ぶことができる、小型のトレイやカゴを制作するクラフトづくりにとりかかります。
森で採ったシラカバの皮を剥いで素材にしていきますが、木の部位によってはきれいに剥がれない個所もあり、ならばとつたおさんは持参したスギの木を切り出し、そこから子どもたちは剥がしやすい木を選んで皮を編んでいきます。全員が作業に没頭し、やがてひとりひとりが世界に一つだけのお手製クラフトを完成させました。

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<つたおさんに教わりながら皮を加工していきます>

せっかく素敵な入れ物ができたのだから、これを生活の道具として使わない手はない!ということで、完成品におにぎりを詰め、森の中にピクニックに出かけます。カラマツ林に椅子とテーブルを並べ、クラフト作品と食べ物をセッティング。さらに森やそのまわりからとってきたタンポポなどの花やの葉っぱで卓上を飾りつけ、全員で「いただきます」をします。

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<クラフトにおにぎりを載せ、森の食卓を飾り付けていきます>

木漏れ日が降り注ぐ中、川の流れる音を聞く贅沢な環境のもとで森に流れる時間を感じながら団らんを行い、この2日間のことを振り返り発表していきます。
子どもたちからは「みんなでいろいろ遊べたり学べたりできてよかった」という感想が多く寄せられました。同時に、「もっと遊びたい!」という声も多く聞こえ、また森風に来たいと言ってくれる子がたくさんいました。

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<カラマツ林で森の食卓を囲みます。気持ちいい!美味しい!>

森を訪れたひとが次に森を訪れるひとへと、様々な楽しみを繋いでいく森の生活。
私たちが普段の日常の中で感じている時間とは異なる、大きなスケールの中で流れる時間を感じ取ることができます。
森の生活スクールは11月と12月、来年3月にも開催予定です。
夏の「循環の森スクール 入門コース」(小学1~4年生対象)ともあわせて、たくさんの子どもたちに森の時間と共に生活する機会を味わってほしいと思っています。

峯松(そう。スクールネームは のびた !)
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今日からカフェの2012年の営業が再開しました。
それに先立って、昨日裏の森の倒木を整理しました。

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今月の大風で倒れたアカマツ。
平均台の様に木の上を歩くとなんて事ないんですが、楽しい。

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全部片付けるのも大変だし、遊び場としても活かせそうなので、通り道の部分だけチェーンソーで切りました。

片付けも終わって、ふと隣の木の根元に目をやると…
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一昨日まで見つけられなかった、キクザキイチゲがつぼみを抱えているではありませんか。

もしやと思って、森の中を探してみると…

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おおー、カタクリの葉っぱが伸びてきています。
今週になって、裏の森ではようやく雪が溶け始めて地面が出始めたところですが、いっきに草花が動き始めたようです。

僕だけじゃなくて、植物も春を待っていたんだと実感。
白樺の樹液もちょっと前まで、1日4Lぐらいでしたが、一昨日あたりからは、7-8Lぐらい出ています。
山里にはいっきに春が訪れています。

黍原豊(きびーの)
なんだか全国大荒れの天気で、ちょっと外の様子が心配な夜です。

今日は嵐に備え、風で飛ばされそうなものの養生をしておきました。


さて先日、葛巻町役場から倒木を持って帰りませんか?という旨の通知が来ました。
きびさんと交代で代わる代わる行ってみると、発見!

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おそらく薪に使うのであろう倒木を求めて、多くの方が集めに来ていましたが、僕たちが真っ先に集めたのは「おもしろいかたち」のもの。

今後、子育てと循環の森のなかにアートオブジェなどを置くときに素材として使えるような木を選び、軽トラ「森風号」に積んで帰ってきました。

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ことしはどんなオブジェが生まれるのかなぁ?いまからワクワクです。



2012年度は森づくり関係のワークショップはもちろんのこと、さまざまなイベントを年間を通して開催していきます。
詳しい情報はまたその都度、HPやブログにアップしていきますので、楽しみにお待ちしていてくださいね!


そう(峯松)
さてさて、新年度となりました。森と風のがっこうは今年度も、ずんずん進んでいきますよ。
今日は、昨年度からスタートした「子育てと循環の森」の現在のフィールドの様子と今年度の予定をチラっとお見せいたします。

しばらくぶりに子育てと循環の森へ犬たちと一緒に行って来ました。
まだまだ、雪があるのでスノーシューを付けて行きます。

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橋の上にはまだこんなに雪があります。

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手すりもすっかり埋まっています。

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外川沿いの森には、小鳥が巣作りで集めていたのを落としたのか、苔が雪の上に。

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ドロノキ沢には、まだ綺麗なしぶき氷がついています。

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今日来たのは、実は今週ぐらいからはじめるシラカバのの樹液取りの下見も兼ねて。
ドロノキ沢を渡り、少し森の奥へ分け入り、このへんかしらと目星を付けました。

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まだまだ雪が残っていますが、トチノキの蕾は膨らみ始めている感じがします。
木々は、ちゃんと春に向けて、少しずつ動き始めているようです。


そして、僕達も春を迎えるにあたって、今年度の森づくりの準備に取り掛かり始めました。
昨年度は、森のプランニング、デザインに始まり、アートやエネルギーといった視点で森づくりをしてきました。
今年度は、いよいよ森のフィールドを使って、子どもたちに関わる支援者・指導者の育成の研修会を開催いたします。「森のようちえん」、「森林環境教育」といったキーワードに引っかかる方は、必見です。
また、森と生活をつなぐレクチャールーム「森のアトリエ」制作も同時に進行していきます。老朽化が進んだプレハブ小屋を修繕しながら、木や土などの自然素材を使った内装装飾やロケットストーブ制作などを実施していきます。しかも、参加者協働のワークショップ形式。セルフビルドに関心があったり、ちょっと生活空間に自然素材を取り入れてみたいという方にオススメの内容です。

もっと様々なアイデアが出ているのですが、全貌がまだお伝えできないのが残念。
「追って沙汰する」ということで、第2報を楽しみに!


おまけ
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この集落内でとった初物のバッケ味噌。ほろ苦さがたまりません。
いよいよ山菜ライフも始まります。

きびーの(黍原 豊)
★2011年12月25~27日に行われた「くずまき・子どもESDウインタースクール」の活動報告記事の第3弾、最終回です。
若干長い記事なので、お時間があるときに読んでみてください。

▼過去の記事はこちらから
第1弾→白い森、あたたかい冬の日々~くずまき・子どもESDウインタースクール①~
第2弾→森で働こう、森から頂こう、森と暮らそう~くずまき・子どもESDウインタースクール②~
(どちらも別ウインドウで表示)




夕ご飯の片づけを終えて、夜の森に向かいます。

雪でつくったキャンドルだけが足元を照らす幻想的で厳かな雰囲気のなかで、子どもたちは昼の森とはまったく違う、夜の森の姿を感じ取っているようです。

そしていよいよ、太陽光エネルギーを使ったイルミネーションの点灯式です。

「5,4,3,2,1!」というカウントダウンの掛け声が響き、川の対岸の森の木に吊るされたリースとその周りに飾り付けられたオーナメントが点灯。

優しい光で照らされた森の姿に、子どもたちは口々に「わぁっ!」「きれい!」と声を出し、感動している様子でした。
イルミネーションと同じく太陽光パネルで充電したバッテリーをとりつけたスピーカーからは、フォーレの「レクイエム」がBGMとして流れます。

おんちゃんこと吉成が川の岸辺に寝転がると子どもたちもその周りに集まり、手をつなぎ合って白い森の木々の隙間から見える、澄んだ夜空に輝く星を見上げていました。

外気が低くて寒いはずなのに、体の中からポカポカしてくるような幸せな心地よさを、味わうことができました。


そのあとは講堂に戻り、2チームに分かれて、子どもたちが発案したレクリエーション遊びで盛り上がりました。実に楽しい夜でしたね~。


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<暗い夜の森に灯りが浮かび上がります> 

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<星空を見上げるおんちゃんと子どもたち>




明けて3日目、ついに最終日。

最初に吉成が『だいじょうぶ?だいじょうぶさ!』という絵本を読みます。
ふたりの発明家が完成させたスーパーマシンから汚染物質があふれ出し世界中に広がってしまう、という内容の作品です。

この汚染物質は、「3.11の原子力発電所の事故で流れ出た汚染物質のことだと思った」と吉成は話します。
そして、「僕たちが生きている社会には光と影がある。みんながこれから大人になっていくときに、だんだん影は大きくなるかもしれないけど、光も大きくなるんだよ」

と、子どもたちに語りかけました。

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<絵本の読み聞かせの様子>

『だいじょうぶ?だいじょうぶさ!』が影を描いた絵本なら、こちらは光だと思う、と言いながらもう1冊の絵本、『森の絵本』を読みます。森の中での「発見」や「気付き」を感じることを教えてくれる絵本です。


本当のあるべき社会とはなにか。
吉成は子どもたちに、「楽しいことや、楽しいことをするひとを支え合うのが本当の社会」なのだと教えます。

原子力発電所事故により今は「君たちが生きているあいだ、大きな重みを背負って生きていかなければならない社会になった」のだと伝えます。
しかし、そんな社会で生きていかざるを得ない状況にあっても、「楽しいこと、生活の中でできることはたくさんある」のだと、子どもたちに語りかけました。

吉成は黒板に「君の一番大切なものは何ですか?」という『森の絵本』の中に出てくる一文を書き、子どもたちにいま自分が一番大切にしていることを、言葉や絵にして描いてほしいと投げかけます。


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<大人も子どもも集中して、自分の大切なことを書きいれていきます>


静かな作業の時間の後、全員で円座になり、描いたことを発表していきます。

「家族」や「友達」と答える子が多く、地震を経験したことで、身近な人とのつながりを強く意識した、と子どもたちは話していました。

また、「自然」や「自然の中の風景」と答える子も少なくありませんでした。
3日間森と密接な生活をおくるなかで、自然を身近に感じることができたのでしょうか。

たけちゃんこと武内さんは家族と自然エネルギーを使って楽しく生活すること、吉成は前日の夜の、森の中での思い出を大切にしていると発表しました。


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<ひとりひとりが大切なことを発表していく>




続いて、武内さんのお話が始まります。

「この3日間、みんなは森からエネルギーをとってきて、楽しみながら生活をしたよね。スーパーマシンが無くても生活できちゃったんだよね」と話し、その経験を大事にしながら大人になってほしい、と語りかけました。

また、武内さんは自身が子どもの頃の、学校が終わって家に帰ってきてからもこなさなければならなかった、家のお風呂焚きの仕事についてもお話ししてくれました。

毎日の仕事であるお風呂焚きが嫌で嫌で仕方がなかったそうですが、そういった経験があったからこそ「どうやって火をつけて生活していくか」ということを考えるようになり、やがていまの生き方や生活の大元になったのだといいます。


最後に武内さんは、バングラディシュに住む11歳の、ひとりの女の子が写った写真を見せてくれました。
彼女は集落のバイオガスシステムの責任者で、見学に来た大人たちに生き生きと、自信に満ち溢れた顔でシステムの説明をしていったそうです。

彼女に「自分が一番大切にしていることは?」と聞けば、必ず「バイオガスプラント」と答えると思うと、武内さんはいいます。

「自分でエネルギーをつくることができるということ、楽しみながら生活することができるということ、そして森と生活の近さを感じたことを一緒に頭に入れておけば、これからの将来の楽しいことを描いた絵が何枚も描けるんじゃないかな」。

そう締めくくっていただきました。


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<たけちゃんからの最後のお話>




すべての講座を終えて、最後は子どもたちのリクエストにより、送迎バスの出発時刻まで「瞬間劇場」が行われました。
想像力を駆使して自分を表現することになんら躊躇することなく、子どもたちは全力でその「瞬間」を楽しんでいました。

森と密接に関わる生活の中で、多くの子が解放感を感じていたのかもしれません。

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<瞬間劇場、お題は「競馬レース、ハナ差で決着!」。素晴らしい表現力!>


森と風のがっこうの校歌「伝説の広場のうた」を歌い、いよいよお別れの時間。みんなで校庭に出ます。

すると、森と風のがっこうの裏テーマソング(?)、おんちゃんが大好きな忌野清志郎の「サマータイム・ブルース」が、太陽光パネルで充電した電池を使ったスピーカーから流れてきました。

「このうた、何?」とポカンとする子も多いのですが、大人たちはノリノリです。
去年のサマースクールでこの曲を気にいった男の子のリクエストに応えた選曲でした。

社会の影の部分を、まるで光を当てるように陽気な調子で歌い上げるこの曲は、ある意味今回のスクールのエンディングテーマにふさわしい楽曲だったのかもしれませんね。


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<最後にみんなでポーズを決めて、記念撮影!>


森と一緒に生活し、森の中で楽しみを見つけ出して過ごした3日間。
森のエネルギーを利用することで、寒さもさほど気にならないほどの暖かさを感じながら、
快適に過ごすことができました。

これから先、決して明るいだけとはいえない未来が私たちを待ち構えています。
私たち大人は一喜一憂、前進と後退を繰り返しながら、自分たちの社会がつくりあげた負の遺産と向き合っていかなければなりません。

今回のスクールに参加した子どもたちは、全力で楽しみながら森と関わり合い、様々な体験をしました。
この経験を活かして、明るく楽しい未来を自分たちの力で切り開いていくことでしょう。

そんな手ごたえを感じさせてくれるスクールになったと思っています。




2011年12月25日~27日開催「くずまき・子どもESDウインタースクール」の活動報告 おわり

峯松(みねまつ)

 
★2011年12月25~27日に行われた「くずまき・子どもESDウインタースクール」の活動報告記事の第2弾です。
若干長い記事なので、お時間があるときに読んでみてください。

第1弾はこちら→白い森、あたたかい冬の日々~くずまき・子どもESDウインタースクール①~(別ウインドウで表示)




ウインタースクール2日目の朝を迎えました。

最初に子どもたちはたけちゃんこと武内さんから、クリスマスツリーとリースに飾るイルミネーションの電気を、太陽光発電でつくり出そうと呼びかけられます。

全員で協力しながらパネルと付属装置を校庭に運び出す、森風お馴染みの光景ですね。
武内さんによると冬の晴れた日に限っては、雪に反射する効果で夏よりも発電量が多くなるのだそうです。


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<太陽光発電所の所長になりたいひとは、森風においで!>



本日は森と生活との関わりを体感するために、「循環」の森で間伐と切り出した木の運び出し体験を行います。
講師の安孫自然塾代表の外久保蔦雄さんと、アシスタントを務める村上春美さんからご挨拶とお話がありました。


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<いつも優しく穏やかに山のことを教えてくれる、森の達人外久保さん>


山は悪い木を除伐し、手入れをしないとCO2の吸収効率が悪くなり、きれいな空気をつくり出す機能が働かなくなります。

山は必ずしもひとが入らない自然の状態のままが良いというわけではありません。
ひとが積極的に関わって手入れをしていくことが大切なのです。

子どもたちは外久保さんにそう教わりました。


ヘルメットをかぶり、山仕事道具を持って、準備万端で森の中に入っていきます。
初めてのこぎりを使う子もいましたが、みんな臆せずに進んで伐採作業にあたります。

どちらかというと女の子の方が、積極的に木を切りたがっていましたね。
女性たちの間にひそかに広まっているという林業ブームの片鱗を見た思いです。


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<幹が太い木は交代で、力を合わせて切ります>

男の子はというと、何人かは森に入るまでの間の坂道を上ってくる時点で「疲れた~」「もうだめ~」なんてへばった声を上げている始末です。

こら~、同性として情けないぞ男子~。


切った木は金属製の杭を木口に打ちつけ、杭につながったひもを引っぱって運び出します。
2011年8月のサマースクールで体験した子もいましたが、雪の上だと勝手も違うようです。

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<「カン引き」と呼ばれる運搬方法>

高台まで運び出すと、いよいよ架線の登場。森の入り口までワイヤーを使って運び下ろします。
集めてきた木をみんなでよいしょと持ち上げ、ひもに何本か束ねてワイヤーから吊るします。

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<木の重さを実感。みんなで力を合わせて持ち上げろ!>

細く見えて実際はズシリと重い。そんな木の重さを初めて体感し、驚く子もいました。
大人が架線を手繰り寄せていくと、重い木がするすると下りていきます。



高台の上から降ろす班と、川の対岸で受け取る班とで分かれますが、やはり受け取るときのほうが緊張があります。
大きな木が迫ってくる光景はなかなかダイナミックです。声を掛けあいながら、安全に気を配って木を下ろします。

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<ワイヤーを伝ってゆっくりと木が運ばれてきます>

規模は小規模ですが、本物の山仕事と同様の作業を行った子どもたち。
のこぎりで木を切るときに、最初はまっすぐ切れることができなかった子も、徐々にコツをつかんで切れるようになった、と達成感を感じている様子でした。


乾燥したミズナラの枯れ木を持ち帰り、ひと仕事終えた後のおいしいお昼ご飯を食べます。
すると村上さんから「君たちにラブレターを用意してきたよ」とドキドキしてしまうような発言が!

なんと子どもたち(と講師、スタッフ含め大人全員)にケサラン・パサランとクルミの実のお守りを持ってきていただいていたのです。山の達人からの、素敵なサプライズでした。

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<村上さんからの素敵なプレゼント>



午後は燻製づくりです。

講師はcafé森風のランチメニューにもたびたび登場、森風一同大好物のソーセージをつくる職人、峠舘さんです。
峠舘さんは修行のためドイツへ渡り、食肉を扱うドイツの国家資格フライシャーマイスターを取得した、日本でも指折りの職人さんです。

おんちゃんこと吉成からは子どもたちに、「職人の技を手と目で盗めよ!」とゲキが入ります。



森のキッチンで燻製づくりが始まります。

森からとってきたシラカバの皮で火をおこし、炭を入れた七輪を木製の燻製器に入れ、中を乾燥させます。
峠舘さんがもってきた大きな豚のモモ肉の塊をセットし、よく乾燥させます。

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<森の資源を使って火起こし!>

子どもたちは火加減を見ながら、森からとってきたミズナラの枯れ木をのこぎりでカットし、燻煙材をつくっていきます。
すべてはおいしいハムの燻製にありつくため。寒い冬の外の作業もまったく苦にならない様子。
食欲に勝るものなし!


肉が乾燥したら、燻製機を密閉し、先ほど切った燻煙材を用いて肉を煙でいぶすスモークの工程に移ります。
完成まで時間があるので、講堂で峠舘さんの職人修業時代のお話を、写真を見ながら聞きましょう。


ドイツ人はやる気がない人には一切ものをしゃべらないけど、頑張ってやっている人には怒り、殴り、ときには蹴ったりもする。

年齢なんか関係ない、仕事が出来なければ修行生よりも先にベテランの職人が辞めていく。

マイスターの資格がなければ、家が肉屋だろうと職人になることはできない。


完全実力主義の、厳しいドイツの職人の世界について語る峠舘さん。
子どもたちはぐいぐい引き込まれていきます。

華やかに飾られたお肉のパーティー用料理の写真が出ると「うまそう~!」と声を挙げますが、その料理をつくる前の1時間半のうちに豚や肉をさばくのがマイスターの試験だ、という峠舘さんのお話に、子どもたちは言葉を失ってしまいます。


ウインタースクールの後半でおんちゃんこと吉成は、峠舘さんが厳しい修行の日々に耐えられたのは日本で美味しいハムやソーセージをつくるんだ、自分で美味しいお肉を売るお店を持つんだという、自分の未来が想像できたからだと子どもたちに話しました。


未来が見えなければ、辛いままでは耐えられない。
だから未来を描くことが大切なんだ。そう述べます。

そしてその未来につながるのが、生活の中の楽しさであり、森と一緒に暮らす中でその楽しさを体験することが今回のスクールの一番の目的なのです。


燻製の火加減を見る合間に、子どもたちは二手に分かれ、「白い森のX’masパーティー」の準備を始めます。


朝に設置した太陽光パネルに貯まった電気で森の中に電飾を取りつけ、雪をくり抜いて中にろうそくを入れるスノーランタンをつくるチーム。

もう一方のチームは、お隣の牛飼いのこうすけさんにお願いしてわけていただいたドイツトウヒの枝を編んだクリスマスリースにオーナメントを飾りつけ、森の中で見つけた今回のイルミネーションのシンボルとなる木にかけてきます。


やがて燻製が完了しました。森のキッチンの囲炉裏で薪を使ってお湯を沸かし、スモークしたハムの中に熱が通るよう、ボイルします。

あつい湯気がモクモクとのぼるハムを峠舘さんが切り分けると、肉汁がじゅわじゅわー!
この瞬間は、まちがいなく今回のスクールのハイライトのひとつでした。

まるでサッカーワールドカップで代表チームの選手がゴールを決めたときのような歓声が、子どもたちから上がっていますよ。

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<思わずよだれが出てくる、美味しそうなハムカットの瞬間>

ハムをはじめサンドイッチやシチュー、ピラフにフルーツポンチと、子どもたちが大好きなご馳走がそろい、12月26日のちょっと遅めのクリスマスパーティーが開かれました。

ちなみに峠舘さんによると、ドイツでは12月24日から26日までがクリスマスシーズン。ドイツのお肉屋さんが1年で最も忙しくなる時期なのだそうです。なんという偶然の一致でしょう。


さぞや賑やかな食卓になると思いきや、子どもたちは黙々と、ひたすら食べることに熱中。
とくにハムの美味しさにみんな、言葉を失っている様子。

森から燃料となる木を切り出すところからはじめて、自分たちの力で火をおこし、料理をした子どもたち。
森へ感謝しながら、格別な美味しさを味わいます。

全員に均等にいき渡ったあと残ったハムの切れ端をめぐる争奪戦の光景については、言わずもがなです。
まばたきをしているあいだにお皿がきれいになる、魔法のような瞬間でした。


<みんなでお菓子の家の解体工事。美味しくいただきました>

そしてデザートには12月の「えほんの森できょうもあそぼう!」に登場した、お菓子の家がふるまわれました。
チーム対抗で、やはり熾烈なじゃんけん対決が行われ、交互に家の屋根や壁を崩しながら、楽しんでお家をいただきました。
満腹の大満足です。


そして食後。いよいよ、白い森へ出かけます。
夜の森は子どもたちにどんな表情を見せてくれるのでしょうか。



その③へつづく


峯松
★2011年12月25~27日に行われた「くずまき・子どもESDウインタースクール」の活動報告記事です。
若干長い記事なので、お時間があるときに読んでみてください。





昨年の12月25日~28日、初の冬季ESDスクール、「くずまき・子どもESDウインタースクール」が開催されました。

当日、白い雪に覆われた森と風のがっこうに、岩手県内外から集まった13人の子どもたちが送迎バスから降り立ちました。
下は小学校4年生から上は中学校1年生まで、過去のESDスクールに参加したことのある子も多くいます。
初めて森風を訪れた子は、「なんだろうここは」という不思議そうな表情を顔に浮かべています。


開校式の始まりです。

グループ分けの後、おんちゃんこと吉成(森と風のがっこう代表)、3日間を通じて生活を共にしながら講師を務めてくれるたけちゃんこと武内賢二さん(ソーラーワールド代表)、森と風のがっこうスタッフが揃い、自分が好きなものと嫌いなものを発表しながら自己紹介をしていきます。

森と風のがっこう校歌「伝説の広場のうた」を歌うときも、過去に何度も歌い慣れている子が多く、最初からよく声が出ています。

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<おんちゃんの読み聞かせ。絵本は『ちいさなふゆのほん』>

おんちゃんによる冬の森の中での楽しみを教えてくれる絵本の読み聞かせのあと、スノーシューを履いて冬の森の探検に繰り出します。

雪に足を取られることなく雪の上を歩くことができるスノーシューは、雪が無い季節に比べると高い目線になることができます。
「子育て」と「循環」の森に足を踏み入れると、春から秋にかけては笹が多くて歩きにくかった箇所にも雪が積もり、その上をスノーシューで歩けるようになっていました。

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<スノーシューを履いて川べりへ降りていきます>

最初は「歩きにくい」と言っていた子も、すっかりスノーシューが気に入った様子。
氷が張った川辺に下りていき、浮石ならぬ浮雪の上に飛び乗ったり、雪が積もっておまんじゅうのような丸い形に変わった岩を的に見立てて小石を投げたり。

夏や秋とは全く違う表情を見せる冬の白い森の中で、楽しんでいます。

もちろん言うまでもなく、断続的に頭の上を誰かが投げた雪玉が飛び交い、気が付けば帽子やスキーウェアーが真っ白になっている子どもの姿も多くみられました(大人も例外ではありません)。

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<雪の上に寝転がると気持ちがいいんだよね~>

探検を終えて、森と風のがっこうに帰ってきました。葛巻町内でとれた木質燃料を利用したペレットストーブで身体を温めます。校庭にはロケットストーブが置かれ、マシュマロ入りのホットココアが温められました。


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<熱効率の高いロケットストーブでココアを温めます>

冬の森と風のがっこうは-10℃以下まで下がる寒い環境にありますが、森の資源である薪などの木質燃料を活用することで、冬でも快適に過ごすことができます。
森から与えてもらった燃料が作り出す温かみに常に触れる冬の生活は、春夏秋のどの季節よりも、自然と生活が近しい関係にあることを感じることができます。


ひと息ついてから、おんちゃんとたけちゃんのお話が始まります。

おんちゃんのお話は、3.11の震災による津波で被災した山田町の保育園にクリスマスツリーを持っていったエピソードから始まりました。

君たちが大人になってから今の時代を振り返った時に、いろんな変化がおきていたことがわかると思う。
私たちは原子力発電の電気が無いと生きられない、と教えられてきましたが、全国の原子力発電所の10%だけが稼働している状況でも、私たちは生きています。

生活が楽しくなくなったら生きている甲斐が無い。でもこの生活の楽しさを成り立たせるためにはどれくらいの電気が必要か、僕たち大人は今まで一切考えてこなかった。

楽しい生活をどうやったら成り立たせることができるか、よく注意深く物事を見て、みんなには考えてほしい。それを考えながら大人にならないと、また元の世界に戻ってしまう。
そうおんちゃんは話します。

みんなの身の回りで大変なことが起きて、辛いことも悲しいこともあるとおもうけど、未来に向けていいことも始まっています。

神奈川県の小田原や長野県の小諸では自然エネルギーを利用して電気をつくって、食べ物も自分たちでつくって生きていける場所がつくられています。

森と風の学校では、森づくりが始まりました。たけちゃんのおかげで来年70枚から100枚ぐらいの太陽光パネルもとりつけられます。

自分たちが頑張って、いままでひとに頼っていた分、自分たちでなんとかして、自分たちの未来を自分たちでデザインしよう。それが森と風のがっこうを10年前につくった時の考え方だからね。

おんちゃんの言葉に、子どもたちは集中して耳を傾けていました。

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<おんちゃんが掲げる3つのテーマ>

また、今回のウインタースクールの3つのテーマも発表されました。以下が3つのテーマと、おんちゃんのコメントです。
『森と生活』:「森と生活っていうのは繋がっているんだよ、っていうことをみんなに意識してもらいたい」

『ほんとうのたべもの』:「これは宮澤賢治さんが行った言葉。ほんとうのたべものとはなんでしょう。3日間生活したらわかると思います」

『やったひとだけが得をする』:「みんなが小学生や中学生のうちに、見たり、たけちゃんから聞いたり、体験したことっていうのは絶対に後で役に立つと思います。みんなここに来ただけで丸儲けだよ」


そして武内さんにバトンタッチし、スライドを用いた、「たけちゃんの自然エネルギーの話」が始まりました。

原子力発電所の事故は本当に大変なことになってしまった。
おんちゃんと同じくたけちゃんも、原子力発電所事故の問題に真っ向から向き合い、子どもたちに語りかけてくれました。

僕たちの世代は責任を持って、今の事故をなるべく元に戻せるように頑張らなければならない。だけどいまみたいな社会システムじゃなくて、本当に楽しくみんなが生活できる新しい社会システムをつくるのはみんなです。

その社会をどうやってつくるかというヒントこの森と風のがっこうにある。食べ物や遊びの中から楽しい生活を突き詰めていけば、新しい社会ができるかもしれない。

そうお話します。

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<見慣れない外国の写真に子どもたちは興味津々です>

森の中が楽しかったひとは?との質問には、子どもたち全員が手を挙げました。
森は楽しいばかりではなく、私たちが生きていくのに必要なエネルギーをつくってくれます。

生活するうえで必要なエネルギーを森からとって生活することが、新しい社会のひとつの形になるのではないか。
そしてその一つの例として、たけちゃんが訪れたオーストリアの写真がスライドに写し出されました。

オーストリアは今から10年前、森と暮らす社会へ少しずつ変えていこうと決めた国です。オーストリアの森の風景は日本の森の風景とほとんど変わりません。

しかし木を切る現場にはノルディックスキーのコースがあり、薪になりかけた木材が積み上がったすぐそばにスキーヤーのための休憩用のベンチがあります。

日本の森は木を切るところには近づくな、という雰囲気がありますが、オーストリアの森は木を切るときは危ないから近寄るな、だけど木を切り終わったらそこでみんなで遊ぼう。そういう雰囲気があると、武内さんは語ります。

また、築400年の家の中で150年前から使われているキッチンストーブが備え付けられたお家を訪問した時のエピソードが紹介されます。

住民の方に「日本はどういう暖房を使っていますか」と聞かれ、武内さんは「普通の家は石油や電気を燃料に使っている」と答えたところ、日本に木はないのか、近くに木があるならどうして木を使わないんだと驚かれたといいます。

このウインタースクールでは薪を使って、自分たちが使うエネルギーがどうやって作られたのか考えながら、自分たちでつくった電気でも生活ができることを体験してもらいたい。

そして森と風のがっこうの中から好きなもの、新しい発見を探してほしい。
武内さんは優しくそう訴えかけながら、話を終えました。


その後は薪を使ったお風呂焚きを行い、食事作りのお手伝いもしながら、みんなで温かい鍋料理を囲みました。

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<食事づくりのあと、みんなで美味しく楽しくご飯を食べます>

当初予定していた白い森のXmasパーティーは、入念な準備を行い、スクールのクライマックスとして翌日の夜に盛大に開催することになりました。


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<夕食の片づけを終えたら、森風名物ハンカチ落とし開始!>

この半日の間に子どもたちはすっかり打ち解けあい、楽しそうに寒い冬の温かい夜を過ごしていました。


~その②へつづく~




続きはこちらから→森で働こう、森から頂こう、森と暮らそう~くずまき・子どもESDウインタースクール②~


峯松(みねまつ)
地元の方が口々に、今年は例年以上の寒さだとおっしゃっています。

積雪量は例年と同じぐらいか、ちょっと少ないぐらい、だそうですが、森風の中では去年の森づくりワークショップの記録作成が絶賛進行中です。

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<昨年度の森づくりのあんなことやこんなことが、詰まっています>

ワークショップ中はビデオカメラを回していたのですが、報告書作成にあたってそれらを改めて見直してみると、参加者の方も講師の方も本当に楽しそうに、和やかな雰囲気で作業されていますね。

今年の森づくりも楽しみだなぁ。


様々な方に携わっていただいた森づくりの記憶は記録として残り、森を利用した環境教育プログラムの実践例としてテキスト化していきます。

森づくりや森を利用した環境教育に携わる方、もしくは携わりたいと思っている方のお役に立てるような、充実した内容のテキストを作りあげていきたいと思っています。

みなさんのお目にかかる形になるのはもう少し先ですが、それまでもう少々お待ちくださいね。


みねまつ


スノーシューを履いて「子育て」と「循環」の森の巡回に出かけます。

雪に覆われ、地図上のプロットのために打ち付けた杭も、首の下まですっぽりと埋まっています。

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雪の上を軽やかに、と言い切るには若干息が上がっていたりするのですが、とにかくズボズボと足を取られずに、積雪の上を歩き回れる爽快さを感じながら、森の中を進んでいきます。

冬の森には先客の跡が。
様々な形の足跡が雪の上に残っていて、姿を見せない森の住人の存在を教えてくれます。

IMG_3919.jpg

冬の森はこういう発見があるからおもしろいですよね。


去年の夏に高田ゼミの学生さんたちが間伐材を積み上げて作ったつくったネズミの住処、「ネズミマンション」にも来客の跡が。

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ネズミにしてはちょっと足跡が大きすぎます。
これはカモシカの足跡か。なんとなく蹄っぽく割れた足跡が一列に並んでいるように見えるぞ。
でもひょっとしたら大きめのウサギなのかなな?まだまだ半人前のパトロール隊員は頭を捻りながら足跡を目で追い、推理します。

ふぅむ、見たまえワトソン君、ネズミマンションの上に登ってから犯人は遊歩道に下りてきたようだ。
その足跡に覆いかぶさるように巨大な生き物の足跡も見られるがこれは・・・、なんだ自分の足跡か。


冬の森の中では探偵気分も大いに盛り上がりますね。


どなたか僕に、森の動物について詳しく教えていただければ大変ありがたいですね。
受付は当記事コメント欄、「そうちゃん、あんたが見たのはこれの足跡でねぇか?」係まで。

投稿をお待ちしていますよ!


みねまつ

森にまた新しい仲間が増えました。

除間伐材を運ぶ架線です。

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<「俺に運べないものなんてない」と言っている。ような気がする>


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<谷を滑空する木材の姿が目に浮かびます。壮観な光景ですね>

「循環」の森の入り口にある高台から、ワイヤーと滑車を使って「アーアァー」とターザンよろしく地上まで木材を運び下してくれます。
今月のウインタースクールでさっそくこの装置を利用して、薪となる木材を運び出します。

彼も自分の出番を待ち焦がれていそうですね。


森の来訪者の存在も確認。

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<ちっちゃい足跡>

この足跡はリスのものだそうです。
近くにはクルミを食べた跡も見受けられました。

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<きれいにふたつに割れています>


動物たちの活動フィールドとしても順調に機能を果たしていますよ、この森は。

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峯松(みねまつ)


プロフィール

森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)

Author:森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)
『森と風のがっこう』
標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。
自然エネルギーやパーマカルチャーを取り入れ、身の丈にあった循環型の生活が体験できる場づくりを進めています。
NPO法人 岩手子ども環境研究所が運営しています。

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