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9月17~19日に開催された「子育て」と「循環」の森、第3回ワークショップの日記、第3弾。
2日目の様子です。

 お昼前の時間。アーチづくりをひとまず終えて、一同、森のキッチン脇に集合。出てきたのはロケットストーブ、正式名称「ロケット・マス・ヒーター」です。

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<ロケットストーブ(簡易版)登場!>

 ロケットストーブは80年代にアメリカで開発された暖房装置です。低燃料で効率的に熱エネルギーを利用できるという利点があり、それを可能にするのがヒートライザーと呼ばれる熱の上昇炉。

 熱を下から上へ押し上げる構造を持っていて、その際に「ゴォォォー」というまるでロケットエンジンの噴射音のような音が出ることから、この呼び名がつけられたそうです。

 開発の背景には、資源の少ない発展途上国においても暖をとり、調理ができる暖房装置を容易につくることはできないものか?という開発者の想いがあります。

 通常の薪ストーブとは違い、燃料を完全燃焼させてしまうため、薪はわずかな量で済みますし、煙もほとんど出ないので、調理場に立つ女性や子どもへの煙による健康被害を防ぐ効果もあります。

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<少量の薪燃料でお湯を沸かしてくれます>

 また、煙突を横へ伸ばすことができるため、蓄熱する煙突をレンガやモルタルで囲み、冬でも暖かいベンチやベッドとして利用できるという利点もあります。空間を温めるのではなく、暖房機自体が熱を持つ仕組みですね。

 日本なら応用してコタツにしちゃうのも有りだな、なんて妄想も膨らみます。つくるのは実際大変そうだけど、ロケットコタツで紅白歌合戦観ながらミカンを食べてみたいものですねぇ。

 今回のワークショップに登場した森風ロケットストーブはある方にいただいたもので、ペール缶を利用した簡易版です。
 本物のロケットストーブのような横に伸びた煙突こそありませんが、軽量で、容易に持ち運ぶことができる優れもの。ごくわずかな一握りの量の小枝だけで、おいしいお茶を沸かしてくれました。


 「薪と食べ物があれば戦争を起こす国にはならない」。森風ではおなじみのフレーズですが、ロケットストーブが発展途上国のみならず先進国、とくに日本のように森林資源が豊富な国で幅広く普及し、「いまそこにある」エネルギーを有効利用することができる社会が広まれば、今よりもう少し住みやすい世界が生まれるのではないか。

 そんな気持ちを抱かせてくれる、地味ながらも大きな可能性を持った偉大なる発明品、それがロケットストーブなのでありました。

 ロケットストーブについてもっと詳しく知りたい方は、森風にも置いてあるロケットストーブ製作本を翻訳した日本ロケットストーブ普及協会のホームページ、ならびにリンク先の製作事例を参照してみてください。
http://sites.google.com/site/rocketstovejapan/

 そしてなんといっても、小池さんの本拠地である、RIKI-TRIBALが運営するカフェMAZEKOZEの「マゼコゼ日記」をご覧ください!ロケットストーブ改良の試行錯誤の歴史が掲載されています。必見です!
http://rikimaze.exblog.jp/i8/


 さて、この日の午後は個人での作品制作。カラマツ林には間伐材がゴロゴロしているので、それを利用して椅子をつくります。チェーンソーを初めて使うひともいましたが、講師陣(いつのまにか増えています!)から丁寧に指導していただいて、自分が座るのにしっくりくる、個性的な椅子をつくっていきました。

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<チェーンソーで間伐材を切ります、切ります>


 椅子、というものはどうひっくり返っても人工の産物なのですが、不思議なことに材料である木に見立てたり、表皮についたコケを活かすことで、自然のなかにおいても違和感がない、不思議な存在感を発揮します。

 7月に開催した前回のワークショップでも木のベンチをつくりましたが、森の中に自分がホッと一息つける、くつろげる空間があるというのはいいことです。とげとげした笹を気にしなければ、森の地べたに腰をついても気持ちはいいのですが、椅子があれば森の中にくつろぎの空間を見つけるちょっとしたきっかけを得ることができますよね。

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<ひとりにひとつ、世界にひとつだけの森の椅子が完成しましたよ>


 夜は吉成による講座も開かれました。今回はリクエストにお応えして、吉成が親子でイギリスはウェールズにある自然エネルギーのテーマパーク「CAT」を訪れた際のエピソードが写真と共に披露されました。

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<吉成の子育て講座、今回はCATについて語る特別編です>

 CATは森風が参考にしている施設のひとつです。その規模からいっても森風とは比較になりませんが、自然との関わりを楽しみながら体感してもらいたい、という根底にある思いは一緒です。

 森風にはCATの水力を利用したケーブルカーのような、大規模な施設こそありませんが、小さくても、安上がりでもいい。 創意工夫あふれる楽しいナニモノかをこれからも増やしていきたい。
 そう思わせてくれるひとときでした。

森づくりワークショップ2011第3回「循環の森づくり」レポート
その1「この門をくぐる者は…」
その2 秋の味覚、大回転!~循環する生活と循環するアートオブジェ~
その3 森風アポロ計画~飛んでけロケットストーブ~
その4 森への扉~繋がる、子育てと循環の森づくりリレー~


峯松(みねまつ)
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森風ブログが活況を呈してきましたね。

怒涛の更新ラッシュですが、1日1枚&一言以上と決めたからにはやり遂げます。
お休みの日の分だと思ってください。

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ポランの森の木々は葉が落ちて、太陽の光も入り込んでくるようになりました。
寂しいけど開放的で、ちょっとすっきりさわやかな気分です。

みねまつ
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寒さが日に日に厳しくなる季節です

森風では冬に向けて着々と準備をしています!
今回の冬支度は薪割りです!

長さのあるものはチェーンソーで切ってから割ります

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こんな風に

日常にはないチェーンソーの振動
腕のヘンなところが筋肉痛です

薪割りは上手くコツがつかめないと
腰が痛くなったり
膝が痛かったり。
奥が深いなぁ、と痛みと共に感じます

こんなに割って本当に使い切るのかなぁ?
なんて思っているのは今の内だけで
冬は想像出来ないほど寒いとか・・・・

ここで暮らすご近所さんも
毎年薪を割って冬を越します。

毎日のように薪は使いますが
冬のために割る量は山のようです。
森風でも薪をエネルギーとして使っています
薪を乾かすためには時間もかかります

手間暇かかった山の恵み
大事に使わなくてはもったいない!

      ケーコ
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9月17~19日に開催された「子育て」と「循環」の森、第3回ワークショップの日記です。

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<循環型の生活体験。お風呂を沸かすための焚きつけづくり>

 今回のワークショップは「循環」がテーマとなっています。
自然の中で芽を出し、すくすくと育ちながらやがては枯れ、同時に自身の命とひきかえに種を降らせ、次の新たな命にバトンを渡していく自然界の循環システム。

 驚くほど長い年月をかけてひとつの循環サイクルは完成するわけですが、いつの間にやらぼくたち人間という、自然界にとっては新参者もいいところな生き物は、生きていくために循環のシステムの途中経過にある木を切りだし、利用を始めました。

 なんだか傲慢な行為に思えなくもないのですが、我々のご先祖様は、木を切る→薪にする→燃やす→食べる→食べて出したものを土に還していく、というように、循環のシステムの中に入り込み、生活していく術を編み出してきました。
 
 一昔前なら当たり前のように行ってきたそんな生活スタイルをもう一度見直し、持続可能な生き方の実践をしていこうと、今日も僕たち森風一同はせっせと自分の糞尿を運び出し、メタンガスやら堆肥やらをつくりだしているわけです。

というわけで、今回のワークショップではそんな「循環」の暮らしに焦点を当て、過去2回の森づくりワークショップ以上に、森の資源を活用した生活をおくることになりました。

 小池さんのセッションを終え、1日目の夜は、「森のキッチン」の炉を利用した楽しい楽しい夕食づくりが行われました。キング・オブ・秋の味覚、美味しいさんまが焼きあがるのを見守りながら、炉を囲んで団らんの時間を過ごします。

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<はやく焼けないかな…>

 百聞は一見にしかず、いいえ、百聞は一口にしかず。こうして美味しいご飯を食べれば、森から頂いたエネルギーのありがたさをよりひしひしと強く感じとることができるのです。食事の後はお酒も出てきて、引き続き森のキッチンで火を囲みながら交流会を実施。
 薪で焚いたあたたか~いお風呂も待っていますよ。

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<森のキッチンでの団らんのひと時。ブレブレですが酔っぱらっているわけではありませんよ、念のため>


 2日目。いよいよ森のゲートのアーチづくり開始です。素材は森の整備によって生まれた間伐材。本来なら捨てられてしまうような、木の枝などを利用します。
 講師の小池さんは木や鉄の廃材を利用したアートづくりのスペシャリストです。そのアート哲学のひとつは「朽ちていく姿も美しい」。自然素材でつくられ、自然の中に設置されたアートオブジェは、何年も放っておけばやがて朽ち果て、再び自然の中に還っていきます。
 

 過去のサマースクールで子どもたちと一緒に制作した森の秘密基地も、一部分が老朽化し、遊具として利用できなくなっています。森の木でつくられ、やがて朽ち果て森に還っていくという、森のオブジェにふさわしい末期の姿といえるかもしれません。
 秘密基地をつくった子どもたちが再び森風を訪れ、いまの秘密基地の姿を目の当たりにしたとき、生命のサイクルを理屈ではなく、見て、触って、つくったモノを通して理解することができるのではないでしょうか。

 森の資源から食物や熱エネルギー、建築材料を頂いて生活をすることが古くから続く伝統的な循環のシステムだとするならば、間伐材などを利用して美術作品をつくりだす行為は、新しい循環のシステムなのだといえるかもしれませんね。


実際の作業の様子をお伝えします。
夏の高田ゼミ合宿では間伐材の枝を拾ってきて、触って自分が気に入った、あるいはしっくりくる枝を、遊歩道の手すりに加工する作業を行いました。今回のアーチの材料も参加者の皆さんが選び、ナタで皮を剥いて加工します。
(木の表皮を剥ぐことで、虫が木を中から腐らせるのを防ぐことができるんですって!)

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<好きな枝を選んで、表皮を剥いで加工します>


そして電動ドリル、番線を駆使してアーチを組み込んでいきます。いつの間にかドリル担当、番線担当と役割分担もできていきます。アーチを遠く離れたところから眺め、全体のデザインを決定し支持する監督役は全員で兼任。 ここに曲線をつけた方がよい、ここに支柱を建てよう、といった具合に、設計図なしの即興オブジェづくりは進みます。
 
 いやぁ、楽しい!あ、すみません、こっちの番線締めですね、すいませんとっととおっ締めちゃいます。番線係に任命され、シノと番線およびカッターを両手に、慣れない手つきで僕も右往左往します。

 今回も参加していただいた森林組合の方に、やり方を教わりながら作業を進めます。ときには参加者が教える側に回ってしまうのも、森風のワークショップではおなじみの光景です。

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<ゲートのアーチづくり>

 さて、今回は3日間、ぐずついた天気のもとでの開催となりました。終始合羽を着こみ、雨の中でも作業を実施。森風があるここ、上外川は9月後半に差しかかる頃ともなると、空気もひんやりと涼しくなってきます。火のあたたかみが恋しくなってくる時期です。

休憩の時間に暖をとるために、今回のワークショップのもうひとり(?)の主役が登場します。こちらもこれからの時代、新しい「循環」のかたちを提示してくれる!というと大げさかもしれませんが、熱エネルギーの効率的な利用を可能にしてくれる、優れもののちょっとニクいヤツです


次回予告:低燃費!ロケットストーブ登場!

森づくりワークショップ2011第3回「循環の森づくり」レポート
その1「この門をくぐる者は…」
その2 秋の味覚、大回転!~循環する生活と循環するアートオブジェ~
その3 森風アポロ計画~飛んでけロケットストーブ~
その4 森への扉~繋がる、子育てと循環の森づくりリレー~


峯松(みねまつ)
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さてさて、怒涛の春・夏・秋のイベントシーズンを経て、これから森風はゆっくりとした越冬シーズンに入ります。
お手すきになる、ことを願って始めました。

1日1枚、1日1行(以上)を目指してお送りする、森の風景を切り取った峯松の森日記。
全国600万の森ガール必見です。むふふっ。

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森の幸、なめこ。
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森の幸、山盛り。

きのこを見ると決まってビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」が流れるんですよね。
頭の中で。

味噌汁に入れて美味しくいただいております。

みねまつ
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 5月、7月と開催してきた森づくりワークショップ。去る9月17~19日の3日間、その第3回目が開催されました。

 社会人1年目にして初めて関わった森づくりプロジェクト(5月の第1回目ワークショップは森風に来てまだ3日しか経っていない状況でした)。

 外久保蔦雄さんら“チーム・森の達人”のみなさんによる、間伐や橋の架設、歩道の設置といった森の整備が森づくりプロジェクトのハード面での柱であるとしたら、このワークショップは「どんな森を創造していくか」という森づくりの精神的な支柱。ソフト面での最重要要素といえるものでした。

そんなプロジェクトの根幹をなすワークショップも今年度はこの第3回目が最後。半年間のあれやこれやを思い出すにつけ、なんだか胸の奥と目頭および鼻腔の奥から熱いものがこみ上げてきそうではありませんか。

 ま、そんな個人的感慨はさておいて、レポート記事をお送りしますよ。
終始楽しく、和やかな雰囲気の中で進むのが森づくりワークショップです。


 今回は大人と子どもあわせて8名が参加。イベントが重なる秋の連休シーズンということもあり、ご都合が合わず来られなった、過去の森づくりワークショップ参加メンバーの方々が多くいらっしゃいました。「本当はすごく行きたかったけど…」というお返事をいただき、寂しくもたいへんありがたい気持ちでいっぱいな僕だったわけです。

 さて、第3回目のテーマは「循環の森づくり」です。当初の計画では外久保蔦雄さんを講師に迎え、ミズナラの伐採と利用、植林を行おうと目論んでいたのですが、今年4月に講師の皆さんにお集まりいただいて開いた森づくり作戦会議の結果、7月に引き続き美術家の小池雅久さんに講師としてお越しいただくこととなったのです。

 初参加の方や、森を整備する前の第1回目ワークショップに来られた方もいたので、小池さんにお話を聞きながら橋を渡り、カラマツ林へ入っていきます。

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<あいにくの雨!今回は3日間、不安定な天候の下でのワークショップとなりました>

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<小池さんがサマースクールで子どもたちとつくった秘密基地。笹刈りによってこの奥も行けるようになりました>

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<手すりと床面が完成し、安全に通行できるようになった橋>


 森風流の森づくりは、なにもワークショップで行ったことだけがすべてではありません。

 外久保さんたちによる整備はもちろんのこと、8月のサマースクール本格コースでは子どもたちがカフェや寝床小屋などの独創的な森の活用法を生み出しました。

 そして8月から9月にかけての夏休み期間中は、都留文科大学の高田ゼミ合宿が行われ、森の整備を手伝っていただきました。

リスがクルミの木の根元から橋を渡って森風まで来られるように施した道や、
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<リスの小道>

除間伐材を積み上げてつくったネズミの巣(ネズミマンション、あるいはネズミ団地!)がお披露目。
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<ネズミ団地>

遊歩道の手すりは子どもが安全に通れるように、との配慮の意味もあるのですが、じつはとりつけた学生たちが「これだ!」と感じた除間伐材の枝を加工して設置したもの。なかには木の枝の表面に物語が隠されているものもあります。凹凸に合わせて人の一生の感情や幸福の起伏が表されていたりするんですね。
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<遊歩道の手すり>

さらには、研修に来た都留&国士館&女子美術大合同チームによるアートオブジェ「きらきら展望台」も堂々完成しています。
(ぐみちゃんやさっちゃんの過去記事http://morikazeblog.blog5.fc2.com/blog-entry-518.html、http://morikazeblog.blog5.fc2.com/blog-entry-512.htmlなんかを参照)。
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<きらきら展望台>

 
 このように、7月の第2回ワークショップのときと比べても、森の様相はだいぶ変わってきています。

 カラマツ林までゆっくりと森を見て回り、森のキッチンに一時帰還。小池さんから、いま見てまわった森の地図を描いてほしい、と最初の課題が出されます。最初に森風の校舎などを描きいれ、歩いた順番に裏の林、橋、沢沿いの道から遊歩道を通り、カラマツ林へ。その道筋を思い出しながら地図を描き、森風と森とを繋ぐ橋の入り口に設置するゲートを各人がデザインし、描きいれていきます。

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<地図>

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<ゲートのデザイン>

 このゲートは森にとって非常に重要な存在となるのです。森風に来たひとにはお馴染みの文明と地続きの林から、橋を渡ってまだ見ぬ自然の森の中へ入っていく入り口。自然と文明の境界としての意味合いを持つ、象徴的な場所。
 森の中を実際に歩いて見てまわったことで、参加者の方は森への入り口としてのゲートの意味合いを感じ取れたのではないでしょうか。

各人から出されたゲートのアイデアに共通しているのは「くぐる」形式のものが多い、という点。産道を通っておぎゃあと生れ出てきたころの記憶が色濃いのでしょうか。皆さんのアイデアを受け、ゲートを囲い込むようなアーチをつくることを主目標にしよう、ということが決まりました。

 僕はというと見るからにとげとげしい、木製のゲートが真っ先に思い浮かびました。「キングコング」がいる島の巨大な木の壁をイメージしたんですけど、森風の森はそこまで狂暴じゃないですからね。

 と、いうことで、第一目標をゲートづくりに据えて始まった今回の森づくりワークショップ。はたしてどのようなゲートが出来上がるのでしょうか。こうご期待です。


森づくりワークショップ2011第3回「循環の森づくり」レポート
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峯松(みねまつ)
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ずうっと雨の予報だった10月22日(土)。
えほんの森は案の定、小雨の降る中でのスタートしました。
あまり長く森のおさんぽは出来ないね。と話していると、
ぱらぱらとこどもたちが集まり出すととも、雨が・・・やんだ!
おそるべしこどもパワー!

がっこうの中に入ると、ハロウィンのジャック・オー・ランタンがお出迎え。
はろうぃん祭壇
不気味な笑いを浮かべるカボチャたち。

と、いうことでオープンデーに続き、えほんの森もハロウィンバージョン。
まずはおんちゃんが、ハロウィンってなあに?と説明をしてくれます。
はろうぃんは収穫祭
「ハロウィンはね、収穫を祝うお祭りなんだ。」

森風の畑には、今かぼちゃがなっているから、
それを収穫して、カフェにいる魔女にお菓子をもらいに行こう。
かぼちゃと引き替えに、お菓子がもらえる。
でもね、魔女は人間が大嫌い。
もしも人間だってばれたら、魔法をかけてかぼちゃにされちゃうぞ。
だからオバケに変身して、魔女のお家まで、仮装パレードしよう!
ひとつだけ忘れてはいけないよ。
魔女につかまらないための合言葉は、「トリック・オア・トリート!」

そうと決まればお父さんやお母さんと一緒に、
子どもたちはオバケの子に変身だーい。
11おばけに変身中

遊ぶおばけたち
おばけっこあそぶ

そして、魔除けにおなべや枝をおおきな音で鳴らして、
おばけっこたちの、魔女の家行きのパレードはにぎやかにしゅっぱーつ!
ハロウィンパレード
おっと。
かぼちゃを収穫するのも忘れずにね。
かぼちゃとって2

かぼちゃとって1

さあここが魔女の家。
「魔女の声、きこえるかな?」隊長のおんちゃんが、偵察。
みんな静かに!

ようし。勇気をふりしぼって正面に回ったら、ノックノック!
「だーれだー!」と魔女の声。
わっ!こわーい魔女がでてきたー!
11魔女あらわる

「おまえたち人間じゃないだろうね?合言葉は?」
「トリック・オア・トリート!」

魔女も信じてくれたみたいで一安心。
かぼちゃをあげたらごきげんになって、
めをつむった子どもの口に、お菓子を放り込んでくれました。
チョコのおみやげまでもらって。
チョコは、森の中で食べよう!とおんちゃんの提案に、
子どもたち一行は、森へ向かいます。
森で魔女のチョコを
橋を渡って、今年整備した森までのお散歩は、子どもたちは初めて。
国士舘大学の学生さんたちがつくってくれた
きらきらてんぼうだいは大人気で、みんな順番で双眼鏡ごしのながめを楽しみました。

そろそろおやつを作りに戻ろうか、と、戻ってみると?
おかーさんが魔女に!
魔女がスープを作って待っていた!
中身はなになに?ヘビにとかげにクモ?
人間の子も一人入れたいって?
もちろん入りたい子はゼロ・・・

魔女のスープを飲む前に、お楽しみのおやつづくりタイム!
今日のおやつは?
「ハロウィン白玉のぜんざい」
黄色と白の白玉生地で、かぼちゃやオバケを作って、
薪ストーブの上でじっくり煮たあずきの上にトッピングします。
ハロウィン白玉つくるよー

大人もこどもも白玉こねこねにハマる!の図。
11みんなでこねこね
こんなにいっぱいできました!
11ハロウィン白玉つくったよ
魔女のスープはかぼちゃのポタージュ。
魔女さんおいしいスープありがとう。

食べた後は、おまちかねのえほんタイム!
11えほん読み

おんちゃんの読み聞かせの世界に、ぐっと入り込む子どもたち。
読み終わった後も、おんちゃんの周りから離れず、アンコールえほん読み。

まだききたい子はよっといで。
11さいごまでえほん

結局最後まで雨は降らず、魔女に会いに行くのも、
森へのお散歩もしっかり満喫できた子どもたち。
これは守られてるとしか思えないね。とおんちゃん。

えほんの森は、12月まで開催。
来月も、たのしいことと、えほんをいっぱい用意してまってるよ。
11月えほんブランコ
「とりゃー」 子どものためならいつも全力のおんちゃん

今月のえほんラインナップ
よんだえほん

あや
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月に一度の子どもオープンデーがやってきました!
葛巻の子どもたちが森と風のがっこうで一日遊びまくる日です。

今回は、子どもたちの熱~い要望により、ハロウィンの仮装をして収穫祭です。
そしてハロウィンと言えば「トリックオアトリート(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ)!」
カフェ森風に住んでる魔女にお菓子をもらいに行くために、お化けの姿に変身です。

季節も秋になって、冬はもうすぐそこ
畑の野菜を収穫して森のキッチンでお昼ご飯をつくります。
畑で収穫したのはハクサイとピーマン。

ハクサイはスープに、ピーマンは肉詰めにします
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他にも畑でとれたジャガイモでじゃがバターと、ダッチオーブンで焼きリンゴのデザート付です。
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羽釜で炊いた炊き立てのご飯と一緒に秋の実りをいただきます!

お昼が終わったところでいよいよ仮装の準備です。
黒いビニール袋をかぶったり、開いてマントにしたり
そうそう、顔も隠さなくちゃ!人間だってバレたらお菓子はもらえないよ
色画用紙や段ボールでお面をつくり
子どもたちも魔女になって魔法の杖もつくりました。
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モノをつくるとなるの、子どもたちの雰囲気は一変。
こうしたい、これをつくりたいと集中します。
段ボールを体に付けたり、手を塗ってみたり、子どもたちから出てくる仮装のアイディアは様々で
あぁ、こうやってもいいんだと学ぶばかりです。

準備は万端、さぁカフェ森風の魔女の所へ!

カフェにはこわそ~な魔女が
魔女からお菓子をもらうため、覚えた秘密のことば「トリックオアトリート」!というと
人間だと疑っていた魔女も「これはお化けの子どもだ」と納得。

人間だとバレずに、魔女のおいしいお菓子を貰えて一安心。
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次のオープンデーは、今年の最後の回です
寒い冬も葛巻の子は元気に遊ぶぞ~!

                 ケーコ
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オータムスクールレポート後編です。

10月8日から、2泊3日で始まったオータムスクール。
1日2日目は森のお散歩と、森の素材を使ったランタンづくり、
初めての夜の森へランタンを灯して入っていきました。


スクール3日目、今日は最終日です。

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犬の散歩も朝の大事な仕事、一段と冷え込みが厳しくなりました。

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朝ご飯の味噌汁は森のキッチンで作ります、三日間でマッチを一発でつけられるようになる、という技を子どもたちは身に付けたようです。

最終日には森風に子どもたちで何か残そう、と言うことで裏の森で倒れていた木を使ってベンチをつくりました。

裏の森から木を運び出すことから始めます、倒木にナスカンという杭を打ち紐を引っ張って移動させます。

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ナスカンを付け終わったら、いよいよ木を運び出します!

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子ども全員と大人も加わって、身体全体で重い木を引きました。
大きな木も一人じゃ動かせないけれど、みんなで力を合わせれば出来てしまうんですね。

座る部分を運んで来たら、次はベンチの足をつくります。

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ここでも前日に続き、ヘラや鉈などの刃物を使い、丁寧に木の皮をとっていきます。

と、ここで子どもたちが「やりたい!」言っていたチェーンソーの登場!

座る部分と足の部分を組んでつなぎます。
子どもたちは講師の小池さんと一緒に、初チェーンソー体験です。

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チェーンソーの振動がビリビリきたのか、体験し終わった子は両手を握ったり開いたり。
小池さんやキビさんがチェ―ンソーを使うと、じっと見つめている子もいて、やっぱりチェーンソーにはひきつける何かがあるんだなぁと感じました。

ベンチづくりも終盤!
いよいよベンチを組み立てます、重い木を子どもたちだけで運び、

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組み立てるのも子どもの指示のもとチェーンソーで微調整。
すっぽりハマるとみんなは早速座り心地をチェック。気付いたら子ども全員がみごとベンチに収まりました!

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大人も一緒に、ベンチ完成の一枚!

座り方だって子どもによって様々、張り出した枝に乗っかる子もいれば、その枝に寄りかかって寝る子もいました。
天気のいい日はお昼寝にも最適!

ベンチの場所はブランコの順番待ちができるように置きました、もしかしたらブランコより人気が出そう?

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完成記念にちゃんと自分の名前を残しておいてね。

最後の振り返りでは、ランタンづくりが面白かったとの感想をいただきました。

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ランタンを持って行った夜の森は怖かったとか、お家でももっと何かつくりたい!などなど・・・・・

帰りのバスに乗る時、いいなぁと思った一枚!

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ランタン片手に荷物を引っ張って、このまま電車に乗るという長閑な雰囲気がいいですねぇ。

今回のオータムスクールでは森のものを使い、自分だけのものをつくる。
普段では使わない鉈やチェーンソー、ナイフなどの刃物を活用しました。
刃物は決して危ないだけのものではなく、正しく道具として使えばいい相棒となってくれることを実感しました。

今回、子どもたちと一緒にいてランタンを作っている時の集中力に、すごい!と感じました。
周りの人と一言二言話すけれど、すぐに自分の作業に没頭する、小さいころの私はこれほどまでに集中はしなかったと思います。
遊んで、食べて、つくっての楽しい三日間でした、森風に新しいベンチをありがとう!いつでも座りにおいで!

                                        ケーコ
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オータムスクール

10月8日にくずまき子どもESDオータムスクールがありました、今年のオータムスクールはプログラムが盛りだくさん!テーマは「アートがつなぐ、森と生活。森のランタンをつくってみよう」です。

秋晴れで始ったスクールの初日は、がっこう裏の森を探検します!

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翌日からのランタンづくりの為に枝を探しながらのお散歩です。

近所の(ゆっくり歩くと5分かかる)お家の裏にあるご神木にごあいさつしに行きます。ご神木に行く途中で、人が入れる小川を発見!

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いつもなら入れない場所にみんなで入っていきます。
出口に近づくと川底が深くなっていて、入ったら長靴が浸水していまうので私は控えましたが、子どもたちはそんなことなどお構いなし。
「早くおいでよ~」とか、「長靴ぬれた~」など叫びながらずんずん進んでいきます。
帰り道にがっこう裏の森にも枝を探しに行きます
でも枝を探しているはずなのにやっぱり遊んじゃうんですよね~
今年の夏に来てくれた国士舘の学生が残していった「キラキラ展望台」。

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頂上に登った先で子どもたちは神様になった気分?夕日のさしかたが雰囲気を出していました。
森の中では沢山のものに心引かれて、子どもたちはあっちへこっちへ、展望台に行く子どももいれば、川で水切りに熱中する子もいました。
帰りは隣の牧草畑の抜けてがっこうへ

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大きな枝を引きずりながら走っていく姿がとてものどかで、いい雰囲気でした。
夕方は畑でサツマイモを収穫、太さも大きさも様々なものが揃って記念写真

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とったぞ~!

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残った葉の部分はニワトリへ、ニワトリも元気良く食べていました。

夕飯には森風のニワトリが産んでくれたタマゴを使ったおでんでした

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炭火焼きのサンマもありで豪華な夕食でした。


2日目は午前中からランタンづくりが始りました。

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講師の小池さんのお話しで、森にあるものを使って自分だけのランタンをつくってみよう!と始まり、昨日拾ってきた枝を使ってイメージを膨らませます。
この色が、形が、などなど一人一人こだわりがあるようで、私たちはサポートに徹しました。

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子どもたちの話しを聞いていくと、もっとこうしたいとか、これをつくりたいなど想像以上に熱中していて驚きました。

午前中にランタンの形がほぼ出来上がってきたので、午後は少しゆっくりと。

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ソーラークッカーを使ってココアづくりです!反射板の真ん中に鍋を置く、それだけ!
太陽の傾きと共に徐々に動かしていきます。

ランタンづくりの続きの前にゆっくりえほんを読みました。
百冊のえほんをシートに広げ、2人一組で図書館づくり。

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お気に入りのえほん、懐かしいえほん、読んでみたくなるえほん、自分の紹介したい一冊を選んでみんなでどんなえほんか紹介してもらいました。
参加者の一人が自分のえほんを持ってきて読み聞かせをしてくれました

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ココアを片手にのんびりとえほんを聞きます。

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太陽の熱だけで温まったココアは甘くておいしかったです!子どもたちはおかわりに並んで、私もついついもう一杯。
午後のランタンづくりを再開、ランタンもつくり終えると子どもは自分の好きな作業に没頭していきました

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ナイフを使ってひたすら木を削る子が多く、時間も余っていたので自分の拾ってきた枝に鉛筆を刺して森の鉛筆をつくりました。
「これ学校に持って行くんだ~」と言いながら、絶対机からはみ出してしまうだろう鉛筆を見せてくれてました。
そして完成したランタンを持って写真を一枚

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夕方にはランタンを灯して夜の森へ行きます、子どもたちはわくわくどきどき。
夕食を食べたらいよいよ夜の森へ!
一人一人つくったランタンにキャンドルの火を灯して、子ども一人が一人の大人をエスコートして森へ入っていきます。
いつもの通りに歩くと火が消えるので、ゆっくりゆっくり。

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入り口には二つのキャンドル、道には点々とキャンドルが並びます。
森の奥のトチノキまで、暗い森を歩きます、足元はもちろん周りもはっきりと見えず、子どもたちはいつも通りに歩こうとしますが、木にぶつかりそうになったり、木の根につまずいたりします。
足の裏で地面を感じながら進んで、周りの音にも敏感になります
川の音も昼間より大きく聞こえた気がしました。

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森に入った子どもたちも「怖かった」や「寒かった」などいろいろ感じたようです、私は逆に空気をピンと張り詰めていて、少し安心した感じがしました。

1日目、2日目の子どもたちは元気いっぱいで、とにかく遊ぶ!
サッカー、バスケ、竹馬、ブランコ
風邪が強くてもバトミントンだってやります。
遊びに夢中になるんだなぁ、と思いきや
刃物を使うときはしっかり集中。
ランタンや鉛筆づくりに没頭するという集中力を見せてくれました。
また刃物を使う面白さ、刃物が決して危ないものではなく、味方につけることができる
ことをわかってくれたのではないかと思いました。

ケーコ
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プロフィール

森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)

Author:森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)
『森と風のがっこう』
標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。
自然エネルギーやパーマカルチャーを取り入れ、身の丈にあった循環型の生活が体験できる場づくりを進めています。
NPO法人 岩手子ども環境研究所が運営しています。

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