スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第3回森づくりワークショップ 「この門をくぐる者は…」

 5月、7月と開催してきた森づくりワークショップ。去る9月17~19日の3日間、その第3回目が開催されました。

 社会人1年目にして初めて関わった森づくりプロジェクト(5月の第1回目ワークショップは森風に来てまだ3日しか経っていない状況でした)。

 外久保蔦雄さんら“チーム・森の達人”のみなさんによる、間伐や橋の架設、歩道の設置といった森の整備が森づくりプロジェクトのハード面での柱であるとしたら、このワークショップは「どんな森を創造していくか」という森づくりの精神的な支柱。ソフト面での最重要要素といえるものでした。

そんなプロジェクトの根幹をなすワークショップも今年度はこの第3回目が最後。半年間のあれやこれやを思い出すにつけ、なんだか胸の奥と目頭および鼻腔の奥から熱いものがこみ上げてきそうではありませんか。

 ま、そんな個人的感慨はさておいて、レポート記事をお送りしますよ。
終始楽しく、和やかな雰囲気の中で進むのが森づくりワークショップです。


 今回は大人と子どもあわせて8名が参加。イベントが重なる秋の連休シーズンということもあり、ご都合が合わず来られなった、過去の森づくりワークショップ参加メンバーの方々が多くいらっしゃいました。「本当はすごく行きたかったけど…」というお返事をいただき、寂しくもたいへんありがたい気持ちでいっぱいな僕だったわけです。

 さて、第3回目のテーマは「循環の森づくり」です。当初の計画では外久保蔦雄さんを講師に迎え、ミズナラの伐採と利用、植林を行おうと目論んでいたのですが、今年4月に講師の皆さんにお集まりいただいて開いた森づくり作戦会議の結果、7月に引き続き美術家の小池雅久さんに講師としてお越しいただくこととなったのです。

 初参加の方や、森を整備する前の第1回目ワークショップに来られた方もいたので、小池さんにお話を聞きながら橋を渡り、カラマツ林へ入っていきます。

DSCF1914_1.jpg
<あいにくの雨!今回は3日間、不安定な天候の下でのワークショップとなりました>

DSCF1916_1.jpg
<小池さんがサマースクールで子どもたちとつくった秘密基地。笹刈りによってこの奥も行けるようになりました>

DSCF1917_1.jpg
<手すりと床面が完成し、安全に通行できるようになった橋>


 森風流の森づくりは、なにもワークショップで行ったことだけがすべてではありません。

 外久保さんたちによる整備はもちろんのこと、8月のサマースクール本格コースでは子どもたちがカフェや寝床小屋などの独創的な森の活用法を生み出しました。

 そして8月から9月にかけての夏休み期間中は、都留文科大学の高田ゼミ合宿が行われ、森の整備を手伝っていただきました。

リスがクルミの木の根元から橋を渡って森風まで来られるように施した道や、
IMG_3013_1.jpg
<リスの小道>

除間伐材を積み上げてつくったネズミの巣(ネズミマンション、あるいはネズミ団地!)がお披露目。
IMG_3018_1.jpg
<ネズミ団地>

遊歩道の手すりは子どもが安全に通れるように、との配慮の意味もあるのですが、じつはとりつけた学生たちが「これだ!」と感じた除間伐材の枝を加工して設置したもの。なかには木の枝の表面に物語が隠されているものもあります。凹凸に合わせて人の一生の感情や幸福の起伏が表されていたりするんですね。
IMG_3021_1.jpg
<遊歩道の手すり>

さらには、研修に来た都留&国士館&女子美術大合同チームによるアートオブジェ「きらきら展望台」も堂々完成しています。
(ぐみちゃんやさっちゃんの過去記事http://morikazeblog.blog5.fc2.com/blog-entry-518.html、http://morikazeblog.blog5.fc2.com/blog-entry-512.htmlなんかを参照)。
DSCF1922_1.jpg
<きらきら展望台>

 
 このように、7月の第2回ワークショップのときと比べても、森の様相はだいぶ変わってきています。

 カラマツ林までゆっくりと森を見て回り、森のキッチンに一時帰還。小池さんから、いま見てまわった森の地図を描いてほしい、と最初の課題が出されます。最初に森風の校舎などを描きいれ、歩いた順番に裏の林、橋、沢沿いの道から遊歩道を通り、カラマツ林へ。その道筋を思い出しながら地図を描き、森風と森とを繋ぐ橋の入り口に設置するゲートを各人がデザインし、描きいれていきます。

IMG_3031.jpg
IMG_3034.jpg
<地図>

IMG_3037.jpg
IMG_3036.jpg
<ゲートのデザイン>

 このゲートは森にとって非常に重要な存在となるのです。森風に来たひとにはお馴染みの文明と地続きの林から、橋を渡ってまだ見ぬ自然の森の中へ入っていく入り口。自然と文明の境界としての意味合いを持つ、象徴的な場所。
 森の中を実際に歩いて見てまわったことで、参加者の方は森への入り口としてのゲートの意味合いを感じ取れたのではないでしょうか。

各人から出されたゲートのアイデアに共通しているのは「くぐる」形式のものが多い、という点。産道を通っておぎゃあと生れ出てきたころの記憶が色濃いのでしょうか。皆さんのアイデアを受け、ゲートを囲い込むようなアーチをつくることを主目標にしよう、ということが決まりました。

 僕はというと見るからにとげとげしい、木製のゲートが真っ先に思い浮かびました。「キングコング」がいる島の巨大な木の壁をイメージしたんですけど、森風の森はそこまで狂暴じゃないですからね。

 と、いうことで、第一目標をゲートづくりに据えて始まった今回の森づくりワークショップ。はたしてどのようなゲートが出来上がるのでしょうか。こうご期待です。


森づくりワークショップ2011第3回「循環の森づくり」レポート
その1「この門をくぐる者は…」
その2 秋の味覚、大回転!~循環する生活と循環するアートオブジェ~
その3 森風アポロ計画~飛んでけロケットストーブ~
その4 森への扉~繋がる、子育てと循環の森づくりリレー~

峯松(みねまつ)
関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

facebook
最近の記事
プロフィール

森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)

Author:森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)
『森と風のがっこう』
標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。
自然エネルギーやパーマカルチャーを取り入れ、身の丈にあった循環型の生活が体験できる場づくりを進めています。
NPO法人 岩手子ども環境研究所が運営しています。

最近の記事
最近のコメント
データ取得中...
カテゴリ
最近のトラックバック
ユーザータグ

エコキャビン 子ども 自然エネルギー 山村 カフェ森風 体験 季節 森の暮らしプロジェクト 葛巻町 スローツアー 廃校 パーマカルチャー 地域 子どもオープンデー 自然エネルギーがっこう  

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
リンク
代表・吉成のブログ
    CalendArchive
    QRコード
    QRコード
    人気記事ランキング
    RSSフィード
    カテゴリー&RSS

    plugin by F.B

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。