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第3回森づくりワークショップその② 秋の味覚、大回転!~循環する生活と循環するアートオブジェ~

9月17~19日に開催された「子育て」と「循環」の森、第3回ワークショップの日記です。

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<循環型の生活体験。お風呂を沸かすための焚きつけづくり>

 今回のワークショップは「循環」がテーマとなっています。
自然の中で芽を出し、すくすくと育ちながらやがては枯れ、同時に自身の命とひきかえに種を降らせ、次の新たな命にバトンを渡していく自然界の循環システム。

 驚くほど長い年月をかけてひとつの循環サイクルは完成するわけですが、いつの間にやらぼくたち人間という、自然界にとっては新参者もいいところな生き物は、生きていくために循環のシステムの途中経過にある木を切りだし、利用を始めました。

 なんだか傲慢な行為に思えなくもないのですが、我々のご先祖様は、木を切る→薪にする→燃やす→食べる→食べて出したものを土に還していく、というように、循環のシステムの中に入り込み、生活していく術を編み出してきました。
 
 一昔前なら当たり前のように行ってきたそんな生活スタイルをもう一度見直し、持続可能な生き方の実践をしていこうと、今日も僕たち森風一同はせっせと自分の糞尿を運び出し、メタンガスやら堆肥やらをつくりだしているわけです。

というわけで、今回のワークショップではそんな「循環」の暮らしに焦点を当て、過去2回の森づくりワークショップ以上に、森の資源を活用した生活をおくることになりました。

 小池さんのセッションを終え、1日目の夜は、「森のキッチン」の炉を利用した楽しい楽しい夕食づくりが行われました。キング・オブ・秋の味覚、美味しいさんまが焼きあがるのを見守りながら、炉を囲んで団らんの時間を過ごします。

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<はやく焼けないかな…>

 百聞は一見にしかず、いいえ、百聞は一口にしかず。こうして美味しいご飯を食べれば、森から頂いたエネルギーのありがたさをよりひしひしと強く感じとることができるのです。食事の後はお酒も出てきて、引き続き森のキッチンで火を囲みながら交流会を実施。
 薪で焚いたあたたか~いお風呂も待っていますよ。

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<森のキッチンでの団らんのひと時。ブレブレですが酔っぱらっているわけではありませんよ、念のため>


 2日目。いよいよ森のゲートのアーチづくり開始です。素材は森の整備によって生まれた間伐材。本来なら捨てられてしまうような、木の枝などを利用します。
 講師の小池さんは木や鉄の廃材を利用したアートづくりのスペシャリストです。そのアート哲学のひとつは「朽ちていく姿も美しい」。自然素材でつくられ、自然の中に設置されたアートオブジェは、何年も放っておけばやがて朽ち果て、再び自然の中に還っていきます。
 

 過去のサマースクールで子どもたちと一緒に制作した森の秘密基地も、一部分が老朽化し、遊具として利用できなくなっています。森の木でつくられ、やがて朽ち果て森に還っていくという、森のオブジェにふさわしい末期の姿といえるかもしれません。
 秘密基地をつくった子どもたちが再び森風を訪れ、いまの秘密基地の姿を目の当たりにしたとき、生命のサイクルを理屈ではなく、見て、触って、つくったモノを通して理解することができるのではないでしょうか。

 森の資源から食物や熱エネルギー、建築材料を頂いて生活をすることが古くから続く伝統的な循環のシステムだとするならば、間伐材などを利用して美術作品をつくりだす行為は、新しい循環のシステムなのだといえるかもしれませんね。


実際の作業の様子をお伝えします。
夏の高田ゼミ合宿では間伐材の枝を拾ってきて、触って自分が気に入った、あるいはしっくりくる枝を、遊歩道の手すりに加工する作業を行いました。今回のアーチの材料も参加者の皆さんが選び、ナタで皮を剥いて加工します。
(木の表皮を剥ぐことで、虫が木を中から腐らせるのを防ぐことができるんですって!)

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<好きな枝を選んで、表皮を剥いで加工します>


そして電動ドリル、番線を駆使してアーチを組み込んでいきます。いつの間にかドリル担当、番線担当と役割分担もできていきます。アーチを遠く離れたところから眺め、全体のデザインを決定し支持する監督役は全員で兼任。 ここに曲線をつけた方がよい、ここに支柱を建てよう、といった具合に、設計図なしの即興オブジェづくりは進みます。
 
 いやぁ、楽しい!あ、すみません、こっちの番線締めですね、すいませんとっととおっ締めちゃいます。番線係に任命され、シノと番線およびカッターを両手に、慣れない手つきで僕も右往左往します。

 今回も参加していただいた森林組合の方に、やり方を教わりながら作業を進めます。ときには参加者が教える側に回ってしまうのも、森風のワークショップではおなじみの光景です。

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<ゲートのアーチづくり>

 さて、今回は3日間、ぐずついた天気のもとでの開催となりました。終始合羽を着こみ、雨の中でも作業を実施。森風があるここ、上外川は9月後半に差しかかる頃ともなると、空気もひんやりと涼しくなってきます。火のあたたかみが恋しくなってくる時期です。

休憩の時間に暖をとるために、今回のワークショップのもうひとり(?)の主役が登場します。こちらもこれからの時代、新しい「循環」のかたちを提示してくれる!というと大げさかもしれませんが、熱エネルギーの効率的な利用を可能にしてくれる、優れもののちょっとニクいヤツです


次回予告:低燃費!ロケットストーブ登場!

森づくりワークショップ2011第3回「循環の森づくり」レポート
その1「この門をくぐる者は…」
その2 秋の味覚、大回転!~循環する生活と循環するアートオブジェ~
その3 森風アポロ計画~飛んでけロケットストーブ~
その4 森への扉~繋がる、子育てと循環の森づくりリレー~


峯松(みねまつ)
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森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)

Author:森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)
『森と風のがっこう』
標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。
自然エネルギーやパーマカルチャーを取り入れ、身の丈にあった循環型の生活が体験できる場づくりを進めています。
NPO法人 岩手子ども環境研究所が運営しています。

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