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ぼくたちわたしたち、森の生活はじめました~子ども 森の生活スクールの記録~

※5月26~27日に開催された「子ども 森の生活スクール」の報告記事です。
お時間があるときにお読みください。


2011年から始まった「子育て」と「循環」の森づくり。この森を訪れた子どもたちに、日帰りの体験だけではなく、実際に生活をするなかで森のエネルギーの循環を味わってほしいという思いから、今年は連続企画として1泊2日のスクールを実施することになりました。


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<今回のテーマは“森のエネルギー&木の皮でクラフト”>

【1日目】
記念すべき第1回子ども森の生活スクールには、小学1年生から4年生までの14名が集まりました。初夏の陽気が鮮やかな緑の色を映し出すなか、開校式が開かれました。森と風のがっこうのこーちょー、おんちゃんこと吉成が挨拶を行い、「ここは勉強するところじゃなくて遊びのがっこうなんだよ」というフレーズが飛び出ると、初めて森風を訪れた子どもたちからニカっと笑みがこぼれました。

「子育て」と「循環」の森の入り口は、わたしたちの日常から切り離された、自然の世界への入り口でもあります。森に入る前に宮澤賢治の『狼森と笊森、盗人森』の朗読を行い、森に「木ぃ貰ってもいいかぁ」とお伺いを立ててから生活をした昔の農民たちの気持ちを追体験します。

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<農民と森に分かれて腹の底から大きな声を出し、朗読。「木ぃ貰ってもいいかぁ~?」「いいぞ~」>

子どもたちに森の資源の利用の方法を教えてくれるのは、森の達人ことつたおさん(外久保蔦雄さん)。森林整備で伐採した雪害によって折れ曲がった木を薪として利用するために、みんなで協力してよいしょと木を運び、架線に吊るして森の外まで運搬します。
運搬道具として背負子(しょいこ)も登場。二宮金次郎のような姿で重い丸太を背負う昔ながらの運搬方法に、果敢に男の子が挑戦してくれました。
森にある木を組み合わせただけで道具をつくってしまう達人の技を目の当たりにし、子どもたちは大いに感心した様子。「昔の人のほうが頭いいんじゃないの?」という声も聞こえてきました

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<背負子を装着。>

木の運びだしのあとは森のクラフトづくりの材料を集めます。雪害で折れ曲がったシラカバの木をつたおさんがチェーンソーで伐採し、ひとり20㎝程の長さの丸太を切り出し、この日の森の体験は終了します。

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<はじめて間近でみるチェーンソーでの伐採に驚き>

森と風のがっこうに戻ってからは循環型の生活体験として、じゃがいもの種植えを協力して行い、その後は料理作り、犬の散歩、お風呂焚きと、自分がやりたいと思った仕事を選んで積極的に働きました。
冬に薪として利用するための木を森から運搬することも、夏以降に生えてくるじゃがいもの種植えをすることも、すべては自分たちの為だけではなく、これから森風を訪れるひとたちが、自然の恵みをいただいて生活できるように繋いでいく行為です。リレーのように次のひとへバトンを渡していく森風流の循環型生活を、子どもたちは楽しみながら体験していました。

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<畑の水やり。夏に来れば美味しい野菜が食べられるよ!>


【2日目】
最初におんちゃんから、『森の絵本』の読み聞かせが行われます。おんちゃんは森の中に流れている時間を味わってほしいと、子どもたちに投げかけます。

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<大人がハマる『森の絵本』。子どもたちもじっくりと見入ってしまいます>

午前中はつたおさん指導のもと、木の皮を細工して物を飾ったり運ぶことができる、小型のトレイやカゴを制作するクラフトづくりにとりかかります。
森で採ったシラカバの皮を剥いで素材にしていきますが、木の部位によってはきれいに剥がれない個所もあり、ならばとつたおさんは持参したスギの木を切り出し、そこから子どもたちは剥がしやすい木を選んで皮を編んでいきます。全員が作業に没頭し、やがてひとりひとりが世界に一つだけのお手製クラフトを完成させました。

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<つたおさんに教わりながら皮を加工していきます>

せっかく素敵な入れ物ができたのだから、これを生活の道具として使わない手はない!ということで、完成品におにぎりを詰め、森の中にピクニックに出かけます。カラマツ林に椅子とテーブルを並べ、クラフト作品と食べ物をセッティング。さらに森やそのまわりからとってきたタンポポなどの花やの葉っぱで卓上を飾りつけ、全員で「いただきます」をします。

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<クラフトにおにぎりを載せ、森の食卓を飾り付けていきます>

木漏れ日が降り注ぐ中、川の流れる音を聞く贅沢な環境のもとで森に流れる時間を感じながら団らんを行い、この2日間のことを振り返り発表していきます。
子どもたちからは「みんなでいろいろ遊べたり学べたりできてよかった」という感想が多く寄せられました。同時に、「もっと遊びたい!」という声も多く聞こえ、また森風に来たいと言ってくれる子がたくさんいました。

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<カラマツ林で森の食卓を囲みます。気持ちいい!美味しい!>

森を訪れたひとが次に森を訪れるひとへと、様々な楽しみを繋いでいく森の生活。
私たちが普段の日常の中で感じている時間とは異なる、大きなスケールの中で流れる時間を感じ取ることができます。
森の生活スクールは11月と12月、来年3月にも開催予定です。
夏の「循環の森スクール 入門コース」(小学1~4年生対象)ともあわせて、たくさんの子どもたちに森の時間と共に生活する機会を味わってほしいと思っています。

峯松(そう。スクールネームは のびた !)
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Author:森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)
『森と風のがっこう』
標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。
自然エネルギーやパーマカルチャーを取り入れ、身の丈にあった循環型の生活が体験できる場づくりを進めています。
NPO法人 岩手子ども環境研究所が運営しています。

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