森風ブログ(パーマカルチャー、自然エネルギー、葛巻町、廃校再利用、環境共生建築、地域づくり)
岩手県葛巻町の廃校を再利用したエコスクール。自然エネルギー、パーマカルチャーを取り入れた環境共生建築、環境教育、エネルギー環境教育、環境共生の地域づくりを実践。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
自然エネルギーを我らが手に~森風アトミックカフェその4、開店!~
8月18日、「えほんの森」の後で4回目の「森風アトミックカフェ」が開店しました。

<上映会の様子>

<映画上映前には、小松則也さんに自作の絵本『生きる』の読み聞かせを行っていただきました>
今回は『シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちに~』を上映し、その後映画の感想や原子力発電所事故について、放射能や自然エネルギーについて思っていることを、フリートークというかたちで参加者の皆さんにお話していただきました。
本編上映前、今回のアトミックカフェに参加された小松則也さんが、自作した絵本『生きる』の読み聞かせを披露。
津波による原発事故で森の動物たちが避難を余儀なくされます。動物の子どもたちは、放射能で汚染された泉の水を飲み病気になってしまいます。しかし、環境と体質を変えること、更なる目標に挑戦していくことで、動物たちは元気を取り戻していく、というお話です。
絶望的な状況の中でも、決して命の火を消すまいと前進する、動物たちの姿がとても印象的な作品でした。
小松則也さんは9月16日の「第2回えほんフェスティバル」にもお越しいただきます。
イベントの情報はこちら→http://www.morikaze.org/event.cgi?no=229
急なお願いにもかかわらず読み聞かせを行っていただき、どうもありがとうございました。
さて、映画について述べてます。
チェルノブイリ原子力発電所事故を受けて、子どもたちが安全に生活できる脱原発社会をつくりだそうと考えたドイツの地方都市シェーナウの親たち。電力網を独占していた電力会社に業を煮やし、自分たちでシェーナウ電力会社をつくりあげます。
映画は、市民たちが10年の歳月をかけ、自分たちの力で電力供給を行うまでに至った経緯を、わずか1時間ほどの上映時間のなかでわかりやすくまとめあげていました。
フリートークの時間に寄せられた感想として圧倒的に多かったのが「シェーナウの人たちはすごい」という声でした。同時に、住民主体の民主主義が市の議会でも貫かれており、それを現在の日本の状況と照らし合わせると、とてもシェーナウのような事例をつくりだすのは難しいのではないか、という声も多く聞かれました。
世界の原発を有する国々の中でも、原発をめぐる状況や社会構造の違いはその土地によっても様々ですが、個人的には企業や行政に頼らずに市民一人一人が行動し、エネルギー選択の自由を得たという現実に、大きな希望を感じました。
自分たちが生活の中で使うエネルギーは決して手の届かない場所にあるものではない、手をのばせばつかめる場所にある。問題は、すすんで手につかもうとする強い意志が私たちにあるかないかの違いだけなのだと気付かされた、非常に有意義な作品でした。
遠い沿岸地域から何時間もかけて森風までお越しいただいた参加者の方々もいらっしゃいました。
ひとりひとりの方が自分の立ち位置で、自分の言葉で放射能について、自然エネルギーについて率直に語っていただき、大変有意義な時間をかたちづくることができたと思っています。
どうもありがとうございました。
アトミックカフェは今後も開催いたします。
次回も楽しみにお待ちください!
峯松(次回作はただいま選定中。おススメの映画作品がありましたらぜひ、お教えください!)

<上映会の様子>

<映画上映前には、小松則也さんに自作の絵本『生きる』の読み聞かせを行っていただきました>
今回は『シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちに~』を上映し、その後映画の感想や原子力発電所事故について、放射能や自然エネルギーについて思っていることを、フリートークというかたちで参加者の皆さんにお話していただきました。
本編上映前、今回のアトミックカフェに参加された小松則也さんが、自作した絵本『生きる』の読み聞かせを披露。
津波による原発事故で森の動物たちが避難を余儀なくされます。動物の子どもたちは、放射能で汚染された泉の水を飲み病気になってしまいます。しかし、環境と体質を変えること、更なる目標に挑戦していくことで、動物たちは元気を取り戻していく、というお話です。
絶望的な状況の中でも、決して命の火を消すまいと前進する、動物たちの姿がとても印象的な作品でした。
小松則也さんは9月16日の「第2回えほんフェスティバル」にもお越しいただきます。
イベントの情報はこちら→http://www.morikaze.org/event.cgi?no=229
急なお願いにもかかわらず読み聞かせを行っていただき、どうもありがとうございました。
さて、映画について述べてます。
チェルノブイリ原子力発電所事故を受けて、子どもたちが安全に生活できる脱原発社会をつくりだそうと考えたドイツの地方都市シェーナウの親たち。電力網を独占していた電力会社に業を煮やし、自分たちでシェーナウ電力会社をつくりあげます。
映画は、市民たちが10年の歳月をかけ、自分たちの力で電力供給を行うまでに至った経緯を、わずか1時間ほどの上映時間のなかでわかりやすくまとめあげていました。
フリートークの時間に寄せられた感想として圧倒的に多かったのが「シェーナウの人たちはすごい」という声でした。同時に、住民主体の民主主義が市の議会でも貫かれており、それを現在の日本の状況と照らし合わせると、とてもシェーナウのような事例をつくりだすのは難しいのではないか、という声も多く聞かれました。
世界の原発を有する国々の中でも、原発をめぐる状況や社会構造の違いはその土地によっても様々ですが、個人的には企業や行政に頼らずに市民一人一人が行動し、エネルギー選択の自由を得たという現実に、大きな希望を感じました。
自分たちが生活の中で使うエネルギーは決して手の届かない場所にあるものではない、手をのばせばつかめる場所にある。問題は、すすんで手につかもうとする強い意志が私たちにあるかないかの違いだけなのだと気付かされた、非常に有意義な作品でした。
遠い沿岸地域から何時間もかけて森風までお越しいただいた参加者の方々もいらっしゃいました。
ひとりひとりの方が自分の立ち位置で、自分の言葉で放射能について、自然エネルギーについて率直に語っていただき、大変有意義な時間をかたちづくることができたと思っています。
どうもありがとうございました。
アトミックカフェは今後も開催いたします。
次回も楽しみにお待ちください!
峯松(次回作はただいま選定中。おススメの映画作品がありましたらぜひ、お教えください!)
- 関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントフォーム
トラックバック
- 最近の記事