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第三回 子育て支援者および環境教育指導者研修会

「子どもを森で育てよう!」を合言葉に、第3回目の「子育て支援者および環境教育指導者研修会」が8月31~9月1日に行われました。今日はそのご報告です

講師は、NPO法人緑とくらしの学校理事長、そして新潟の森のようちえん“てくてく”の園長でもある小菅江美さん。
参加者は、小学校教員、自主保育運営者、保育士、自然学校スタッフ、保育園の園長さん、公務員さん、森林組合や林業従事者の方々、会社員、大学生・・・と、これまで以上に様々なバックグラウンドをもつ面々が集まってくださいました。
「森のようちえんで小さく起業するために必要なことは?」が今回のテーマ。それだけに、将来的に実践していきたい!経営方法を含め現実的なことを学びたい!と考えてらっしゃる方が、これまでの回以上に多かった印象です。

まずは、てくてくのオリジナル紹介DVDを見てスタート。
それから、DVDを見ての感想も含めた自己紹介、そして小菅さんの活動紹介へ。

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そもそもは小学校で馬を飼ったのをきっかけに、子どもと自然がつながりあう場づくりへと向かっていった小菅さん。
たった一人で、公園でゲリラ的に現れては、子どもや親子に紙芝居をしたり、手づくりでチラシをつくって人を集めてみたり。そんな彼女を見て、保育園時代の恩師が声をかけてくれてデンマークで実際に森のようちえんを見る機会を得たことが、現在の彼女の活動につながるエピソードには、がむしゃらに自分の足で動いて夢を叶える人間には神様がいろんな御縁を運んでくれるのだ・・・と改めて思わずにはいられませんでした。

てくてくの事例紹介では、保護者との連携、森の整備、子育て広場サポーター、卒園生とのつながり、地域との連携等について写真と共に解説してくだいました。ベースにあるのは、子どもたちの親が“その良さ”を分かっていること、なのだそう。

k2

夜学では、小菅さんが訪れた森のようちえんの発祥地である北欧デンマークの森のようちえんの紹介。デンマークと日本の森のようちえんの違いを説明してくださいました。

特に印象的だったのは、デンマークでは先生たちおとなが、子どもたちにたっぷりの時間を保証していること!
例えば毎朝の身支度には、全員が着替えるのに1時間が過ぎるそうです。その間、先生たちは、子どもが助けを求めてきたときに応えられるようなスタンスですぐには手を差し伸べません。子どもたちはこのたっぷりの時間の中で、自分で気付き、まなびへとつながっていくことができるのです。

そしてもう一つ印象的だったのが、先生たちの子どもたちを信じ待ち続ける姿勢。
私自身も「子どもだから、きっとここまでだろう」とか「これは大人の私が手助けしなくちゃ」と、子どもの力を決め付けている自分に気がつかされました。手助けをしたり与えることよりも、子どもたちの中から湧き出てくる力を信じ待ち続けることは、子どもたちが自分の持っている力と出会うことにつながるのです。

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2日目

みんなで森風校歌「伝説の広場のうた」を歌ったあとは、朝しごと。
“食べられる校庭”でベリーを摘んだり、森から頂いた木を薪用に切ったり、産みたて卵をつかってパンケーキを焼いたり・・・。生活も丸ごとまなびの場である森風ならではの朝の風景です

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ジャムにすると美味しいアロニアは今が旬!

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いつも自然を相手に仕事をしているおなじみの参加者二人は朝からチェーンソーも使いこなします

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子どもたちのパンケーキづくりはとってもにぎやか

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子どもたちの元気な「いただきます!」でみんなで美味しい朝ごはん♪

お腹も満足した後は、絵のない絵本「もりのおはなし」を片手に森の中へ。
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森のゲート前にて「森へはいってもいいかぁ~」
森は一斉にこたえました、「よお~し!」。

森の中で、時折目の前にあらわれる“おはなし”の一場面にちょっと心が和らいだり、森の音、光、影、匂い、空気、温もりといったものを短い時間ながらゆっくりと味わうことができました。

そしていよいよ研修会最後のプログラムでは、「こんな森のようちえんあったらいいな、こんな森のようちえんをつくりたい!」を1枚の模造紙にまとめることに。

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「これがあったらもっとおもしろいよ!」
1枚の模造紙がどんどん夢やアイデアで埋まっていきます。

じっくり考えて、そして時には熱く議論も交わし出来上がった1枚の模造紙を、それぞれ各グループが発表!

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皆さんから出たたくさんのアイデアや夢であふれた森のようちえん。
それぞれの発表を聞いていて思ったのは、“子どもたちの世界を十分にふくらませてあげること”の大切さ。

人為的な光や明るさに満ちたゲームやエンターテイメントには無い、自然のイメージやファンタジーの世界が広がる森のようちえん。光や影がない交ぜに混在する森の中だからこそ、その深さから子どもたちの物語が生まれてくるのだという声も非常に印象深かったです。

多様性に満ちている森で全身であそび、そしてまなんでいく子どもたちは、この子どもたちの世界の中で森という時間をつかい、子どもたち自身がもつ潜在的感覚を発揮していく。その可能性を大いに秘めた森のようちえんという場は、子どもが子どもらしくいることの難しい環境が増えてきている社会で、今後ますますその重要性は増してくるのだろうとも思いました。

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最後に森風コーチョー吉成が、「一枚のスライド」を紹介。
森と風のがっこうをつくる15年前に描いたこの一枚には、現実となった今の森風の姿が重なります。
「本当に大切なことは、たった一枚の絵で伝えることができる」「絵に(想いやアイデアを)描いて、それを本当に実現していくためには、いろんなものをそぎ落としていったときに残る、心の中に残るブレない確かな軸が大切」という吉成の言葉。これには小菅さんも「自分の10年間の今の活動を支えていたのはまさにそういうこと」と深く共感されていました。

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「子どもたちが輝く場を皆さんにもっと広げていって欲しいです」と小菅さん。
小菅さん、そして今回遠路はるばる来られた皆さん、どうもありがとうございました!

年4回シリーズのこの研修会も、ついに10月が最終回。
次回は内田幸一さんを講師にお迎えします!(とってもお忙しい方なのでこの機会にぜひ皆さん会いに来てください!)
テーマは「総集編」ということで、これまでの回を逃した方も必見です☆
どなたさまでも大歓迎!
この機会にぜひいらしてください
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第4回 10月26日(土)〜10月27日(日)
テーマ:森のようちえんのこれからを考える
    聞きたいこと、知りたいこと。これまでの総集編です。
講師:内田幸一(森のようちえん全国ネットワーク代表)
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詳細は→コチラ←

ちゃお 
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森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)

Author:森と風のがっこう(NPO法人岩手子ども環境研究所)
『森と風のがっこう』
標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。
自然エネルギーやパーマカルチャーを取り入れ、身の丈にあった循環型の生活が体験できる場づくりを進めています。
NPO法人 岩手子ども環境研究所が運営しています。

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